メンバーリストに戻る

岡田太郎のあいうえお

あ 愛
愛を持って触れてみたら全てのものに愛みっけられる!ってのが分かって
そしたら全部のことになんでも感動できるしつまり感動させたいって
思って何かを作るにはやっぱ芯に愛がないといけないって思ってる。
今までを作ってくれてるしこれからを作るためにも必要。
って思っていっつも探すけど自分の中に見つけるのは結構難しい。
い In A Sentimental Mood
Duke Ellington作の名曲。
「センチメンタル」って直訳したら”感傷的な"って意味やけど
ジャズの流れにのっていろんな人の音楽になってくうちに
優しくキレイに昇華してくれるメロディと
いろんなムードを包み込んでくれる曲の力が世界中に広がってると思う。
個人的には東京スカパラダイスオーケストラのアルバム「Full-Tension Beaters」
の最後に収録されてるバージョンとJohn Coltraneの名演の2つが特に好き。
う 運命
人生ってだいたい自分で作るもんやと思ってるけど、
時として何かによって人生が変わった!ってなることがあって、
偶然エレキギターに出会えたから今音楽やってるし、
偶然悪い芝居をふと観たから今演劇の世界にいるし、
音楽にも演劇にも人の人生変えられる力がある。
ってのを信じ続けてったら結局はそういう運命でここにいるかなーってぐるぐる思う。
もしかしたら俺が何かの運命になるかもしれないし。
え 演劇
ふとしたきっかけで知ってふとしてるうちに今の自分を作るでっかいものになってた。
いろんなことを使って人をいろんなふうにできる総合芸術。
それでもやっぱまだまだよく分かってない。もっと知りたい。
話は変わるけどDULL-COLORED POPの公演『演劇』には2016年で一番ぐちゃぐちゃにやられた演劇でした。
お 音
歌で想いも伝えるし、リズムで踊らせれるし、もちろん舞台上で鳴ると演技すらできる。
俺は結局何に特化するでもなく最終音でしかないんやと思う。
ボーカルもするし楽器も弾くけど、俺は音の人間。
か 蒲田行進曲
あの世界を歩いてみたい空気吸ってみたい、、けど、、けど…!ってなるのがニクい。
き ギター
今でこそ色んな楽器をやるようになったけど、
全ての始まりは中学3年生の夏、
暇すぎて目立ちたくて買ったギターをアンプに繋いで
拙い左手でコード押さえてガチガチの右手でジャーンてやった瞬間
に新しい世界が出来た。劇伴もライブも一番使うのはやっぱギター。
10年以上の付き合いのGibson SG Standard。
一番歴長いけど一番難しい楽器。まだまだ。
く 苦
いろんな経験をしてきて苦しかったこともいっぱいある。
けどだからこそ教わって気づかされたものがあって
ほんまにしんどいことの先で楽しかったことがあって
それを人にもっと楽しくさせるためにやってるから
自分の苦は人の楽しいのためにあると思う。
俺以外の人が苦しかったらその先へ連れて行こうと思ってる。
け ケイトウ
一番好きな花。
たまに花屋で適当に花買って部屋に適当に生けるけど、
だいたいの花って花びら散らして最後寂しくなる。
けどケイトウは終わる時きゅって縮まってその場にいることを最後まで望んでてそれはロックやと思う。
イキが良いときはフワフワやしカワイイ花。
こ 高校
今にダイレクトに繋がってる音とか性格とかってだいたい高校で作られた気がする。
軽音楽部に入ってバンドを始めて、高2の一年間オーストラリアに留学して、
オーストラリア人みたいな自分もどっかに出来て、相当いろんなものが形成されたのがこの3年間。
さ 酒
不思議な良い飲み物。たまに嫌いやけどだいたい好きです。特にビールと麦焼酎。
し ジャマイカンミュージック
俺の音楽は相当広く雑食やと思う。本当になんでもあり。
けど個人的なルーツは一個芯があってそれは
SKA、REGGAE、DUBに至るジャマイカンミュージック。
この芯があるからこそどんな音出しても俺の音にできるし
たまに前が見づらくなったときでも先にいける道しるべになってくれる。
す SKA
この音楽に出会ってなかったら
今の俺の音楽の聴き方作り方、ギターのプレイスタイル、
その他諸々は出来てないかも。
せ 銭湯
いつからか忘れたけど銭湯が大好きな人になってる。
普段家ではほぼ湯船に浸からない生活をしてるから
たまに入る銭湯の広い湯船のありがたみが文字通り身に染みる。
京都なら丸太町の桜湯、東京なら南青山の清水湯。
をベストに置きつついろんな場所に行って探して楽しむのが趣味。
そ 想像
いろんなもののスタート。
た ダンス
俺のルーツミュージックはだいたいダンスミュージックです。
座って鑑賞する音楽も良いけどステージから伝える音と感情で聴いてる人の身体が動く。
こんなダイレクトな感動なかなかない!
大学生だったころ体育の授業を取らないといけなくて、
仕方なく履修したクラスの先生がコンテンポラリーダンサーの人で
なんかよく分からん身体表現を教えてくれて衝撃でした。
その衝撃は俺の「表現」って言葉の壁をぶっ壊してくれて、
そこから広がったものはいっぱいある。
舞台音楽を作るようになってダンスカンパニーを知って、ダンサーとも仲良くなって、
表現としてクリエイトするダンスに相当興味が出た。
今はそれに音でついて行きたいって思ってる。
ち チルアウト
パーティーでピーク越えた後お酒飲みながら友達と普段しないような会話するのが好き。
クラブにはだいたいチルアウトできるスペースが考えられてて、
これは全てのことに置き換えられるって思ってる。
音楽も生活もピークとチルアウトを行き来してゆらゆらしてるのが気持ち良い。
つ 2tone cafe
神戸にあるカフェ。
スカに触れ始めた高校生のころに一人でふらっと入って
マスターでもあり関西スカシーンのDJでもあるYoneさんと出会って
俺の音楽の扉が一気に開けた。BGMはもちろん居心地も良いし、
何よりごはんが物凄く美味い。
て 電車
電車にまつわる音が好きで、
お気に入りは山手線と京王線の接近音。
もちろんモーター音特別な感情が湧いて、
京急2100形のドレミファインバータは泣けるし、
京阪京津線800形の警告音を感じたときは脳みそがボワーンってなる。
と ドラム
やっぱり自分はリズムの人間やと思ってて、ギターもベースもリズムで弾くのが多い。
そしてやっぱり一番直感的にアコースティックな楽器はドラムセットで、
できる限り自分の手でドラム叩いて構築していくのが、一番自分の曲になると思ってる。
な 魚喃キリコ
“Water.”を初めて読んだ時、ぐうううううっと深くなって気持ち悪いような心地よさに興奮してしまって以来
一年に一回ぐらいふとゆっくりじっくりこの人の世界に浸りたくなる。
に 二度寝
睡眠が凄く大事で、生まれた頃から良く寝る人間でした。
しかし睡眠は難しくて逆に上手く付き合いきれてなくて、
ずっと起きてることもよくあります。
個人的には12時間寝て20時間働く、っていう生活で過ごしたいです。
ぬ Nujabes
洋楽にハマってた時期は海外からいろんなジャンルを掘って行ったけど、
日本人としての音楽表現の幅を知ったのはNujabesを知ってから。
日本的な美しさとスタイリッシュさを兼ね備えて自然に心身揺らしてくれる。
ね 猫
俺は猫によって作られてる、所もある。
実家にいた二十何年間か常に猫と生活してた。
春秋は窓越しの太陽にベストポジションで当たるし、
夏は暗い涼しい所で寝るし、
冬はストーブの前から動かない。
生まれたときからそんな家族とずっといたから
俺もそんな良い生活をしようって思って気楽に努力できる猫みたいな人になれてるかも。
一番多感な時期に一緒にいたのはグレちゃん。
あの世があるならもう一回会って一緒に寝たい。
の のぞみ号
本当はこだま号とかのほうが趣はあるねんけど、お世話になるのはやっぱりのぞみ号。
安心感もあるけど裏ではめっちゃ頑張って恐ろしいスピードで
一度に1000近い人間を運んでるんかと思うとほんのちょっとだけ怖くもありいつも本当にありがとうって思う。
は パクチー
野菜が足りないことが多々ある。
そんなときにパクチーは凄い効果を発揮して、
ジャンクにも行ける味やし栄養もバッチリ、
その上デトックスで健康にしてくれる。
こんなヤバい草なかなかないと思う。
遠い将来年老いて時間がいっぱいできたら田舎でパクチー農園をやりたいと思ってる。
ひ 一人でラーメン食べてる女の子
個人的にかなりグっとくるポイント。
ふ フィッシュマンズ
ジャマイカンミュージックルーツとしてDUBが好きやったけど
このバンドに出会って日本で生きる俺としてその音を消化して先に連れてってくれた。
音だけじゃなくて彼らのルーツ、アティチュード、人を持ってして。
カブれてる訳じゃなくて一個の大事な芯としてあるから心から言える。
このバンドがあるからこそ俺の音がある。
へ ベース
悪い芝居に入って本格的にベースを弾くようになった。
低音がキいてる音楽が大好きやからその土台を自分で鳴らすのはすごい快感。
舞台上で色んな音鳴らしたくてちょっと背伸びして買った
アクティブ5弦のG&L Premium L-2500、が今のメイン。
もともとの好みなジャズベースぽい音はもちろん、ぶっといプレべタイプな音も、
さらにバッキバキなアクティブサウンドまで相当幅広い音作れて超お気に入り。
ほ HOMESICK
THE VINESの曲。アルバム”HIGHLY EVOLVED”に収録。
鬱憤とか憂鬱とかをぶっ飛ばしてくれるのは早くて激しい音だけじゃないのを教えてくれたロック。
優しいけど重たいギターで包んでくれて一時期毎晩聴いて寝かしつけられてた。
ま Martha Argerich
マルタ・アルゲリッチ。
この人のピアノでクラシック音楽へぐっと入り込めた。
全身から溢れ出てる”人間”が指先から音になって昇華していくのを聴いてるとそれだけで涙出るぐらい感動できる。
み 耳
最初はほとんど耳で作る。手が動くのはその後。
耳を研ぎ澄ましたら、
音って形とか場所とか色とかがくっきり見えて、
けどそれは目じゃなく耳で見てて、
録音物を聴くときはそれが楽しいし、
舞台の稽古をみるときはその場では鳴らない音も耳の奥の方でみえてくる。
曲を作るときは耳で見て音を混ぜてくのが楽しい。
む 無
たまーに無になる。良い無もあれば悪い無も。
常に有であり続けるのは確実にしんどいから無も絶対必要。
め 麺類
主にラーメン。米も大好きやけどやっぱ麺類。
も Mogway
自分の常識が作られてってた17歳の時に先輩が貸してくれた”My Father My King”にぶっ飛ばされて、
常識とか常識じゃないかもしれない、っていう大事な常識ができるきっかけになった音。
や 優しさ
を持っている人が俺の周りにはいっぱいいて、尊敬&大事&感謝してる。
そして(曲調だけのことを言ってるのではなく)世の中の本当にいろんなやさしい音、曲があって
いままでいっぱい包んでもらった経験があって、
自分もそうやって人をおだやかに気持ちよくさせたい気持ちは相当あるけど、すっごい難しい。
ていうか自分は優しくないと思うからそうなりたい。
ゆ 揺れ
ずっと突っ立っているだけじゃつまらないから、揺れる。
ずっと正確なビートも面白くないから揺らぎを作る。
数分間の音楽にもいろんな揺れがあって、人間と一緒のように思う。
一生波の上下を揺れてって良いと思ってるからこないだが下の方でも次はその先の上に行こうって思える。
よ 淀川
aka Yodo River。
今がどこで今が何日で今が何時何分とかよく分からなくなることって生きてて結構あって、
そんなときはだいたい何かでっかいもののそばにいたら状況は良くなる。
ていうかフィジカルな意味だけじゃなくて川ってどれも良く考えたら
存在とか意味とかがでか過ぎていきすぎると吸い込まれそうになるけど、
そこも人間としていろんな川と付き合っていくと人生上手くいくと思ってる。
ら Love sofa
大阪が誇るクラブイベント。
というかパーティー。演劇の世界に入る前からバンドで演奏したりパーティーしに行ったり、
この場所でカッコイイ音楽を知ったしカッコイイ人達に出会えた。
今でもここでバンドを組んでステージにも立ってる。
それはこれからも続いてってリアルタイムで俺の音楽の核の一つやと思ってる。
り Lee "Scratch" Perry
リー・スクラッチ・ペリー。
ジャマイカのレゲエミュージシャン、プロデューサー、ダブエンジニア。
軽ーくジャマイカンミュージックに触った俺を一気に深ーい所まで連れてってくれたのがこの人。
天才で奇才で変態。
この人のイっちゃった頭がなかったらあの時代のあの音はなかったし、
それは今の時代には到底出せないけどその上で俺の音がどうなるかのルーツになってる1人。
元々はスカの時代にスタジオワンでシンガーとしても活動してて、
そこからボブマーリーとかのプロデューサーになって、ダブエンジニアとしても活動して、
自分のスタジオに火つけたりギンギラの私服で笑っていいともに出たり、
とにかくやってることがヤバすぎるジャマイカンミュージックの生き字引。
る ループ
ループするコード進行やフレーズ、ビート、を人間がやるから気持ちよい音楽が生まれる。
ループする音楽の渦に入ってってハイになれる瞬間を知っているし、
ループする土台の上でちょっと遊ぶだけで凄いスパイスが生まれて物語に寄り添う音楽も知ってる。
れ 恋愛サーキュレーション
それぞれのシンプルが集まって密になって曲としての完成度が高すぎる。
ろ ロンドン
なんとなく俺はUSよりUKのほうが肌に合ってる気がして、
実際にロンドンを1人でふらふらしてみたら最高な時間ばっかりやった。
うまい飯に出会うのが難しい以外は触れる空気全てが最高。
できることなら頻繁に行きたい街。
わ 悪い芝居
この劇団に出会って自分の人生が変わった。
だから今は俺も自分のやってることで誰かの人生を変えることができるって思ってる。
そして今はこの劇団と一緒に俺は俺の人生も作って行ってる。

メンバーリストに戻る