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あらすじ そこはおそらく、東京ではない町。 電車は1時間に1本。行き帰り1本。東京へ向かう電車を「行き」、東京から戻ってくる電車を「帰り」と住人達は呼んでいる。住人達は互いを傷付けないように日々いい演技をしながら、見えないものは見えないことにして平穏に暮らしている。 その町に住む時夫(トキオ)は町の清掃のアルバイトをしながら、妹・希(ノゾミ)と暮らしている。 時夫の1日は決まっている。 毎朝、音楽を聴きながら希の着替えを眺め、東に立つ塔に住みつきほとんど外出をしない誠(マコト)と愛(アイ)の家に寄ってから仕事に出かける。町の噂では、誠の頭は壊れていて愛がそれを看病しているらしい。 そんなこと構いもせず時夫は二人を慕っていて、時夫は誠に先週観た町の小劇場でやっていた芝居の感想を話し、代わりに愛から昼食の弁当をもらう。 その日も時夫は妹の着替えを音楽を聴きながら眺め、誠に小劇場演劇の感想を話し、愛から弁当を受け取り、仕事へ向かった。 仕事場へ着くと、従業員の中に見慣れぬ顔があった。 時夫の父親くらい年の離れた山辺(ヤマベ)という男だった。 時夫と同僚の丈夫(タケオ)、守助(モリスケ)は、年の離れた新人・山辺に仕事を教えながら、要領の悪い山辺の行動を面白がっていくのだが・・・。 「家の中の僕と家の外の僕が毎日毎日喧嘩をしています。」 ストーリーも起承転結も、そんなもの一切ない平和な町の日常を観察する、まるで動画サイトを見続けているような、悪い芝居。 あなたの歴史と気分と座る位置で、この町にストーリーが生まれ、町は変化しねじれてゆく。時夫はいい演技をやめ、町の家の壁を壊し始める。誠の頭は壊れている。そして町がある。ただそれだけ。 | |||||
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