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岡田太郎の A to Z

A A Message To You Rudy
1967年にDandy Livingstonがリリースしたロックステディの曲。どちらかというと1979年にThe Specialsにカバーされた方が世界的には有名。最近は劇伴でもスカやレゲエを作れる機会があって、その度に自分でしかわからないようなポイントでこの曲から得て地肉となっているフレーズやリズム感を発見する。
B Blue
悪い芝居vol.16『スーパーふぃクション』でベーシスト海森大切役で出演するのをきっかけに金髪にした。そこから根元が伸びる度に美容室に通い5年以上ほぼずっとブリーチし続けている。黒髪だった時期は古着屋によく行ってて色んな柄があったりカラフルな服を着るのが好きだった。しかし金髪にすると頭だけでもう色味は充分なのだ。オシャレとは計算である。黒髪という日本人のニュートラルから足された状態である金髪。そしてさらに柄、形、一点物と言った古着での足し算。何かを引かなくては。髪の色が変わって服の好みが少し変わった。当時は赤系統の色が好きだった。俺の顔の作りかもしれないが金髪で赤っぽい服を合わせるといかにもバンドやってそうな派手さになる。では黒はというとそれはそれでまたいかにもだし。青系統は少しの引き算で落ち着く。気がする。服の色だけじゃなく髪色でも。落ち着かせたいときはブリーチの上に真っ青な色入れたりもする。黒一色とは違うしっとり感が出るのだ。色落ちもアッシュ方向の変化を楽しめる。自分では昔に比べたらかなり落ち着いた色味になってきてると思う。それでも未だに派手だねとか言われることも多いけど。
C Club
大好きな音楽をデカい音で聴ける場所、新しい音楽に出会う場所、カッコイイ人たちと会える場所。ライブハウスはステージの上にいるパフォーマーが主役だけど、クラブはフロアにいる人たちが主役になれる場所。って先輩が言ってた。
D Danelectro
いろいろやる中でギターが一番長い時間弾き続けている楽器。メインはGibson SG Standard。このSGとは人生の半分近く一緒にいる。ギターの本体についてる弦の音を拾うピックアップってパーツがあって、大まかにハムバッカーとシングルコイルの二つに分けられる。SGは適度にパワーと太さのある音が出るハムバッカー搭載で、自分の作る音の好みにもぴったりだった。他のギターもSGのサブと考えて同じ方向性で。しかしここ数年細くて繊細なプレイも好きになってきて、そのためにずっとハムバッカーとは違うキャラクターであるシングルコイルのギターを探してた。一つは”テレキャスター"『アイスとけるとヤバイ』の時に大活躍してくれた。シングルコイルの魅力にハマった俺はまた別のシングルコイルが欲しくて探した。それがDanelectro(ダンエレクトロ)というブランドのギター。その中でももう一目見た時から忘れられなくなった姿をしていたのが"Dano Pro”という種類。1960年代に作られていた形のリイシュー(再発版)が2000年前半に出てたけどそれも今は生産されてなくて、つまり全然市場にない!探しに探してGOODコンディションな1本に出会えた。ピックアップの出力は弱いしこの形のためにハイポジションはむちゃくちゃ弾きづらいけど、このギターでしか出せない音が好きで弾いててテンション上がるし、悪い芝居vol.25『ミー・アット・ザ・ズー』の生演奏はこのギターじゃないと成立しない曲たちでした。
E エチオピアあたりの昔のジャズ
のレコード聴きながら夜中に一人で飲酒してるとすっごい深いとこまでいける。
F F○CK
日本でも義務教育に英語が取り入れられて結構経って、グローバルグローバルいうてるけどいつか日本でもこの言葉が放送禁止用語になるのかな。誰かがこの言葉をファッションで適当に言ってるのを聞くのはあんまり好きじゃないけど、心から思っちゃうことは誰にでもあるし、その精神は忘れなくて良いと思う。それをどう表現するかが大事。
G The Greatest Showman
説明不要な超ヒット作。未だに曲たちが頭から離れずに流れ出る。高音から低音まで超ワイドレンジの中にデジタルだけじゃない人間の熱もしっかりこもっていていつかやってみたいサウンド。
H 枚方市
幼稚園、小学校、中学校と枚方市内の学校に通い、高校と大学は京都の私立に通学し、ライブハウスやクラブで遊ぶのを覚えてからは大阪市内まで出ていた。いやいうほど枚方におらんやん!と思われたかもしれないがこれはこれでHirakata City Peopleのアイデンテティだと思う。京阪本線の40駅(出町柳までの鴨東線も含むと42駅あるけど)の中でちょうどド真ん中、20駅目にある枚方公園駅の目の前で生まれ育った自分は京都と大阪の"ええとこどり”をして大きくなっていった。旅先で「どこから来たんですか?」と聞かれるとちょっと大阪イントネーションを意識して「大阪ですー」と言い、関西人と喋るときは「俺の関西弁ちょっと京都よりやからなぁ」って微妙なラインの北河内の感じを出す。そのくせ東京でもオシャレな空気ムンムンに出している蔦屋書店を見ると「TSUTAYA発祥の地って枚方やで知ってた?」って優越感にもなれないようなトリビアを言う準備をする。今も音楽家という絶妙なポジションで音楽業界とはまた違う演劇という世界にいる。”どっちつかず"と言われたらそれまでかもしれないが。もしかしたらこの生き方は、そんな中心とはまた違う場所に在る枚方市で生まれ育った影響を受けているのかもしれない。
I Iambic 9 Poetry
人に音楽を紹介するのが好きだ。その人と話をして、性格を知って、今欲しいドンピシャでハマる曲を教えてあげられたら気持ちいい。それが高じてオーダーメイドで曲を作る劇伴作曲家っていう仕事をやってるのかもしれない。じゃあ逆に誰かから勧められるのは?となるとちょっとだけ難しい。思い入れとか、その人と曲との繋がりを気にしてしまうからかな、ときどきあの人がああ言ってた、ってのを思い出すと純粋に素直に聞けなくなってしまう曲がたまにある。例えば昔振られた女の子が大好きだったバンドの曲についてくるほろにがさが邪魔してもうずっと聞くのをためらってしまうとか。とあるお芝居のすごく重要なシーンでかかっていた曲が軽々しく聞けなくなるとか。ネガティブな意味ばっかりじゃなくてもちろん曲に罪はなくて。そんな反面人に勧められたのをきっかけにずっとずっと聴き続けて大好きになった曲たちももちろんいっぱいある。スクエアプッシャーのこの曲もそう。彼はエレクトロの人ってイメージが強いけどこの曲はドラムとベースとあと多分シンセだけのシンプルな構成で、ベースが紡いでくミニマムなフレーズの中叩かれるドラムの生っぽさと、約7分かけて移り変わる情景が耳から体にまさに”染み込んで”くる。大学の授業が一緒で仲良くなって教えてくれた女の子はよくこの曲を聴きながら泣く、って言ってた。人によっちゃエピソードによっちゃそれが邪魔して聞けなくなりそうなめんどくさい性格してる俺だけど、きっとその子と俺がこの曲で見る景色は同じなのだろう。そんなことどうでもいいよって雨みたいに流してくれるこの曲はこれからもずっとずっと聴き続けると思う。
J JR九州の車両
岡田太郎は京都と大阪を結ぶ京阪電車の沿線で育った。関西は私鉄がたくさん走っていて、京阪なら緑の車両と洗練された赤い特急車両、阪急は小豆色ともまた違う上品なマルーンカラーでハイソな感じ、阪神は甲子園や尼崎といったダウンタウンを颯爽と駆け抜けるオレンジ、近鉄は古都の景観に馴染む絶妙な赤、、などなど。まさにそれぞれカラーが違う。生まれ育ったその土地の個性むき出しで生きる関西人を象徴するかのような関西の私鉄たち。今でも大好きだ。東京も素敵な電車はいっぱいあるけどアルミ感の無機質さも多い。静かにサラリーマンたちを乗せて走る輸送手段、ってほうが大きく感じる。そんな中、九州に行く機会があってJRの駅に降り立ったとき、JRという一つの鉄道会社の駅の中に散りばめられた数々の個性を感じた。何にもとらわれず自分たちの仕事を誇り、電車であることの誇りを表現しているかのようなデザインの車両たちに囲まれて心が躍ったのだ。”洗練された"ともまたちがう、”余計"とも言えない遊び心が散りばめられた設計。一番のお気に入りになったのは特急ソニック883系(写真右)。見た目が宇宙船のようなのだ。宇宙船といえば真っ先に浮かぶであろう大阪難波と関西国際空港を結ぶ南海電鉄特急ラピート(こちらも大好きです)だがまた違うステイリッシュさ。ラピートは目の前に隕石が現れて追突しても粉々に粉砕してしまいそうな重厚感だが、ソニックは隕石に真っ直ぐ穴を開けて貫いて行きそうな、そんなスタイリッシュ宇宙船感なのだ。しかしこの車両、電車には必要ないサイドミラーがあったり。客席のヘッドレストは左右に大きくて座ってるお客さんのシルエットを遠目に見ればみんなミッ○ーマウスみたいだったり。元はそこにスピーカーをつけるつもりだったが音の問題で形だけそうなったらしい。遊び心がいろんなところにある。無駄とは違う遊び心は人の心を動かすのだ。普通列車の813系(写真左)も感動した。無機質になりがちなアルミの車体にも扉に大きく数字が書いてあったり、どこかしらに何か思考の引っかかりが用意されている気がする。聞けば水戸岡鋭治さんという方がデザイン顧問としていらっしゃるようで、幼稚園ぐらいのときに子供向けの電車の本で観て度肝を抜かれた「ゆふいんの森」デザインなんかも彼の仕事。俺はすっかり心奪われてしまっている。
K Killing In The Name
締め切り前。眠気が襲ってくる。眠るのが大好きだというのに終わらせないといけない仕事がある。ちょっと寝てしまおうか、しかしあと少しでひと段落しそう。。。。あなたならどうしますか?顔を洗ったり何か飲んだり外の空気吸いに散歩に出たり。俺はそういうときはもう布団に入る。体が疲れているのだからまずは横になって体力を回復する。そして退治しなければいけないのが眠気だ。スマホは枕元でもみれる。その画面で「空耳アワー」を観るのだ。長くても5分ほど、そして長年蓄積されてきた高品質な空耳は眠気に苛まれた全身を(たぶん少しだけ)すっきりさせてくれる。これが俺の眠気解消法である。長寿番組である「タモリ倶楽部」の名物コーナー。数えられないほどのアーカイブがあって全部はまだまだ知らない。けれどもうてっとりばやく本当に間違いないものがみたいときはこの曲をチェックするのだ。Rage Against The Machineの超名曲「Killing In The Name」に隠されていた超特大の空耳を。。
L ルミネtheよしもと
お笑いが好きだ。関西で生まれたからだろうか、たまに生で漫才を観る機会はあって、テレビやラジオで芸人さんを観るのも好きだったけど、やっぱり東京に拠点を移してからかな、何かちょっと最近お笑い観てないなーと思いふと新宿駅の商業ビルLUMINE2にある劇場に入った。チケットは思っていたより安い。ステージも思っていたより近い。そしてなにより思っていた以上に面白い。”思っていた”っていうのはだいたいいつも自分の勝手な決めつけで、思えば思ってしまうほどフットワークは重たくなるから厄介だ。生で観たルミネのステージはそれを一瞬で壊してくれて、それ以来たまに時間ができたら行くようになった。新宿駅の真上にある立地条件も良い。だいたいはふらっと一人で行くけど、劇団メンバーの中西柚貴と行くこともよくある。一緒に笑ってその笑顔のまま劇場出てご飯でも食べながら芸人さんの話をするのは楽しい。楽しいって感情を作る場所があるのはすごいことだ。
M moving
東京に部屋を借りて、拠点を移してもう3年が経とうとする。最初は寝るだけの作業部屋でいいやと思って借りた木造アパートの一階ワンルーム角部屋。方角は北西向きだった。窓をあけると目の前には隣の家の大きな石垣が2階建の我がアパートと同じぐらいの高さでそびえ立っていて日当たりは良くない。石垣!?東京の都心のど真ん中で?関西、特に京都市内にいた頃には全然なかった”高低差”が東京にはいたるところにある。文字通り谷だらけの渋谷区の谷の下が俺の最初の東京部屋だった。木造アパートは凄い。隣の人の電話の話し声が一言一句聞こえる。夜は上から誰かのいびきであろうビートが規則正しく流れる。さすがにデカい音でスピーカー鳴らすのは気が引けたので部屋ではヘッドホン作業だったが周りの住人に悪い人はいなくて昼間は普通にアコギ弾いてたりしてたけど。日当たりが良くないし冬はめちゃ寒いから曇りかなと思って着込んで外出たら実は快晴であったかいなんてこともよくあった。これはさすがに良くないと思って去年の春に引っ越した。場所は気に入ってたので同じ町内で探しまくってかなり良い物件を見つけられた。今度は南向きしかも2階。道路に面しているから窓を遮るものはない。まず南向きというだけで温度が全然違う。冬場はカーテン開けて差し込む日の光だけで全然あったかい。夏場はブラインドで影を作ればあとはクーラーつければいい。日光が入るようになったから観葉植物を育て始めた。そして何より鉄筋コンクリートだ。建物の構造上両サイドに部屋はなく、そして俺の部屋の真上はベランダになっていて人はいない。下の階の住人は(たぶん)真下の部屋を寝室として使っていないので真夜中でもかなりの音量でスピーカー作業ができる。壁がしっかりしているので大量にあるギターとベースを掛けてぶら下げておける。ほとんどの作曲作業を自宅でする俺にとっては部屋の環境はかなり重要だった。おかげで今年は作業効率もちょっと上がったように思う。思い立った時に思い立った楽器を選択してケースから出す手間なく壁からすぐ手にとって弾ける。ゲッターズ飯田さんが「運気を変えたいなら手っ取り早いのは引っ越しをすること」って言ってた。運気って言葉にしちゃうとなんとなく大げさな感じがするけど確実にいろんなものが変わったのは事実。それが引っ越し。
N 日光
関東の電車はあんまり、、みたいなことを書いたけど今一番乗りたい電車は東武鉄道の特急スペーシアだ。デザインもうほぼ新幹線やん!こんなんが東武線から来て新宿のホームにまで来て(JR線直通)在来線の線路走ってるなんて考えたら胸が高まる。思えば東京は仕事する場所、て感じに思っちゃってるせいか関東近郊で観光というか旅行をしたことがない。特急スペーシアに乗って日光行って鬼怒川温泉でも入りたい。
O OMOIDE IN MY HEAD
Number Girlの曲。これはもう知ってる人からすると今さら書くことでもなんでもなさすぎるんですがこの曲の歌が入ってくるまでの部分は最高ですよね。歌い出して以降ももちろんですが。
P パキラ
ずっと趣味を探してた。何かと飽き性なのだ。読書も映画鑑賞もめちゃくちゃしまくった年があったけど、2019年はどちらも数えるほどしかしなかった。子供のころゲームボーイのポケモンや大乱闘スマッシュブラザースは良くやってた。けれどNintendo 64以来ゲーム機というものを触ってないから今はスマホでゲームしてる人の感覚がよくわからない。ジムには最近全然行ってないしジョギングはジムに行かない免罪符のような感覚でなんとなく体力維持のために走る。銭湯は好きだけど近所にあるのが気に入ってるから巡るほどでもない。言ってしまうと自分の人生で唯一続いてる趣味みたいなものが音楽なのだ。ベスパに乗って街を走ったりメンテナンスをするのは大好きなジャマイカンミュージックを聴いてた60年代のモッズの文化から。決してバイクが好きとも言えない。電車も好きだけど一番好きなのは接近音やモーター音といったメロディー。音楽にまつわるものでしか俺の周りにあるものは構成されてないのか!って思うとちょっと寂しい気もする。。そんなとき、ふと入った100円ショップでみつけたパキラ。なんか気づいたらレジに持ってってた。前の晩見てたテレビで宮下草薙の草薙がパキラのモノマネやってたなーとか思ったぐらいであとの理由は覚えてない。たまに100円ショップでどうでもいいもの買っちゃう時があるけどそれ。いつもは捨てちゃうけど今回は植物。生きてる。ちっちゃいプラスチックの鉢から生える幹についてるちょこっと伸びた緑の葉っぱ。適当に水あげてるうちに気づいたら数日でめっちゃモサモサしてる。こんなに生えてたっけ??パキラは生命力旺盛で「快活」って花言葉もそこから来ているらしい。成長は止まらず最初に入ってたプラスチックの鉢が小さくなって不恰好だ。これまたふと入った雑貨屋で良さげな陶器の鉢が売っていたので買って帰る、ああそうだ、土も買わないと。植え変えるには鉢底に入れる石も必要だ、肥料ってどんなの買えばいいんだろう。。。。。。ってあれ、俺ガーデニングやってるやん!今まで生きてきて“土”と”石”が必要になり買ったことってありますか?これはもうまさにガーデニング、趣味と呼べるのでは。観葉植物は動物とは違い多少適当でも大丈夫。土いじりは楽しいけどめんどくさいときは放置。ボタニカルライフはこれから俺の新しい趣味として根付いてくれるのだろうか。植物だけに。
Q Quiet
眠るときは無音で真っ暗闇がいい。部屋のカーテンは遮光じゃないと嫌だし時計の秒針がカチカチなるのは寝るとき以外でも気が散る。散るときもあれば持ってかれる。仕事で細かいミックス作業とかをしてると耳が超過敏になってしまう。そんなときコンセントに挿してある安いACアダプタのコイル鳴りとかがめちゃくちゃ聞こえてしまう。電気的には問題ないらしいがものによると純正品じゃない携帯の電源アダプターのコンセントに挿すところに耳を近づけてみると意外と耳障りな音が鳴っていたりするのだ。じゃあ耳栓をすれば良いと思うだろうがほとんどの耳栓は主に中域から高音域をカバーしていて、低音までは抑えられない。それどころか外界の音が聞こえなくなったところで次は自分の脈拍や関節の音が綺麗に聞こえるようになる。実は"完全な無音"というのは耳の機能が働く限り死ぬまで聴くことができないのだ。仕事柄体を動かさず一日中座りっぱなしで音だけを聞き続けているときなんかもある。体は動かさないのでただただだるくなり脳みそは疲れ、を通り越して若干ハイになる。そんなときはいろんな音が耳に入ってきて、寝ようと思っても寝られない。やっぱりジョギングしたりジム行ったりして体を疲れさせて寝ないとなーと思うのである。
R ルッコラ
ちょっと変わった味の野菜が好きなのだ。パクチーにはじまり春菊や大葉、あとはわさびとか。これらはまぁ好き嫌いが分かれる野菜ではあると思う。最近この系統(?)でルッコラが好きになっている。似た感じのものでは表現できない独特な味、けどパクチーほど主張は強すぎない。あまりルッコラを嫌いだと言う人に出会ったことがないのだがどうなんだろう。できるだけ嫌いだという人が少ないという面では、ルッコラみたいな人になりたい。アドラー心理学で言う嫌われる勇気も大事だけどそのポジションはパクチー師匠に任せておいて。主役はもうベテランのトマトさんとか、最近だと新進気鋭の個性派でガツガツ前に出てきているアボカドくんとかがいるから、その脇にそっといるようなルッコラ。なんか気づいたらいつも名前見ますよねルッコラさん、売れっ子じゃないですか!とか言われて。けど実は彼女だけが持っている味を俺は知っている。だからサラダバー行ったら毎回とっちゃう。そんな人になりたい。なんの話?
S 焼酎
もう三十歳代になり、十年以上お酒をのんでいることになる。最初は甘いラムコークばっかり(今でも大好き)飲んでいたがビールや他のお酒の味も分かってきて、それなりにいろんな種類のお酒を飲んできた。約十年かけて分かったことがある。俺は日本酒とワインは強くない!飲めるし味の違いもなんとなく分かるのだが、すぐ眠たくなるし何より翌朝めちゃくちゃ体がだるくなる。ずーんと重たく酔う感じ。それに比べてビールやウイスキー、そして焼酎はふわふわ酔える。一番好きなのは焼酎かもしれない。きっかけは劇団メンバーの進野さんだった。いつだったか彼が実家の大分のお土産でめちゃくちゃ美味しい麦焼酎を買ってきてくれて、その飲みやすさに一気にハマった。なんなら焼酎はどれだけ飲んでも翌朝の目覚めが良い。夏場は氷とちょっとだけ水入れてぐびぐび飲むのもいいし、寒い時期はお湯割にして一緒におでんなんか食べたら最高。あとは韓国の焼酎。キンキンに冷えた瓶から小さなお猪口に注いでそのままぐいっと飲む。いつも飲めば飲むほどシメに食べるスープ系の料理(イチオシはソルロンタン)が美味しくなる魔法の水だと思っている。
T Tシャツ
数ある洋服の中でもTシャツが好きだ。自分が着るのも好きだし、Tシャツ着ている人も好き。昔一瞬だけアメ村のバンドTシャツ専門店でバイトしてたからか、バンTは家に大量にある。そこではショップ店員が「どうぞごらんくださーい」って言いながらやってるTシャツ畳み技術を習得した。あと舞台の公演グッズだったり座組みメンバーだけで作るTシャツとかも仕事の度に溜まっていく。今目に見える範囲で数えてみたらざっと50着以上はあったから、夏場そのTシャツたちだけで過ごしたら2ヶ月以上は洗濯しなくて良いことになる。
U Uber Eats
基本的に料理をしない。というかしたくない。仕事柄家に引きこもってることも多いので食べに出たくないときはすごくお世話になってます。
V Voodoo Glow Skulls
アメリカのスカパンクバンド。自分が生まれたのと同じ1988年に結成された。スカパンクはいつ聴いても全然色褪せない。
W 侘び寂び
西洋音楽をベーシックにした楽器で音楽を作ることが多い。ていうかドレミファソラシドの音階はもう全部それだ。ちゃんとした音楽教育を受けていないから、感覚だけで音楽を作ることもあるし、敢えて西洋音楽的には気持ち悪いチューニングに楽器を合わせることもある。最近能楽を知った。能の楽器は基本的に笛、小鼓、大鼓、太鼓の4つの編成で全てを表現する。音楽としてだけではなく、例えば海のシーンで波の音とかもそれらで表現してしまうのだ。そしてなにより4分の4拍子とかじゃない。まだまだ全然勉強中なのだが独特の拍子があって、楽器の音だけじゃなくて「ヨ」とか「ハ」とかの声も入れる。型がたくさんあり堅苦しそうな能だけど知れば知るほど自由になっていくらしい。クラシカルでヨーロピアンな美もいいけれど日本の侘び寂びと言われる美しさを自分の表現に取り入れるために伝統芸能も勉強したいと思ってる。
X Xerographica
生まれてからの二十数年間、実家には常に猫がいて自分も漠然といつか猫を飼うのだろうと思っていた。しかし今は音楽を生業にして部屋ではいつも楽器やスピーカーから音が鳴り続けている。猫の耳は人間よりはるかに良いからこの部屋はうるさいだろう。猫の生態をよく知っているからこそ、この環境で飼うことができないのは分かっている。じゃあ金魚や熱帯魚でも育ててみようかと思ったこともあるが水槽に24時間ポンプで空気を送らないといけない。今度は俺がポコポコ言ってる音を聞き続けて我慢できなくなる。ヘビなら耳がないから良いかなとも思ったけど餌に昆虫やネズミを用意しないといけないからちょっと嫌だ。てか別にペットが欲しい訳じゃない。自分のことでもまぁまぁ精一杯なのに動物を毎日世話する自信はあまりない。観葉植物はその絶妙な心を満たしてくれるとても良い趣味かもしれない。部屋に何か生きているものがあるのは良い。夜帰宅すると今まさに空気中の二酸化炭素を取り込み酸素を排出してくれている植物が出迎えてくれる。日中はカーテンを開けて俺が仕事する隣で光合成してくれる。水は週に2回ほどあげれば良いし量もそんなにいらない。めんどくさがりだけどそばにいて欲しい、そんな俺には植物との生活が合っている気がする。植物にもっと良い生活をしてもらおうと思い肥料を探しに行った東急ハンズで変わった植物に出会った。カゴの中無造作に並べられた緑。八百屋のような陳列にも見えるがそれらはどうも食べられそうな感じではなく乾燥していて固そう。見ればエアープランツと書いてある。土を必要としないその植物は自生地では木にからみついたりしているそうだが日本ではコップに入れられたりハンガーで吊るされたり、インテリアとして最適な植物なのだ。水やりも基本的には週2回ほど霧吹きでOK。思わずカゴの中に転がっていたカプトメデューサという種類のエアプランツとそのサイズに合うミニサイズの鉢を掴んでレジへ向かった。エアプランツには何百という種類があって、手のひらサイズのものから両手でやっと抱えられるような大きさにまでなるものもあり、それだけで専門店があるほど。一般的に売られているのは手のひらにちょこんと乗るようなサイズがほとんどで、仕事場の小さな部屋に緑を増やしたい俺にとってはちょうど良いサイズだ。翌週にはブラキカウロスという恐竜みたいな名前をしたエアプランツも買った。男の趣味は収集癖とともにあるのだろうか。なんかだんだんいろんな種類が欲しくなってきた。いかんいかん、経験上急にアクセル全開で始めてしまってはすぐ飽きちゃいそうだし、何より置けるスペースも限られている。調べてみると"エアプランツの王様"と呼ばれている種類のものがあるらしい。それがこのキセログラフィカ(Xerographica)だ。成長すると大きくなるらしく、何よりかっこいい。武骨でクールな植物なのだ。せっかくエアプランツ育てるなら王様を手に入れたい。キセログラフィカが欲しい。そうなると俄然いろんなショップを回って状態の良いものを探し、偶然近くにあったお店から買うことができた。ひとまずはこれで当分のエアプランツ欲は治まっているはずだ。
Y 焼き肉
いつでも食べたい。
Z ずるいずるいずるい!
この1年ぐらいでラジオを聴くのが習慣になった。それまでも適当に流し聴きしてはいたが何か特定の番組を追っかけてはなくてそれならiPodで好きな曲聴いてる方が多かった。きっかけは忘れちゃったけど、オールナイトニッポンを聴き出したのだ。聴き出したというより、再開した。まだラジコなんかない15年近く前、中学生時代の太郎少年は深夜リアルタイムで部屋で一人オールナイトニッポンや声優さんのラジオ番組をほぼ毎日聴き夜更かししてだいたい寝不足だったのだ。ハガキ職人ではなかったけどリクエストやふつおた送って読んでもらったこともある。いつのまにか聞かなくなったけどそれがなぜかここ最近聴くようになった。ラジコのタイムフリーって機能は本当すごい。今は毎日はチェックできないけど月曜日と火曜日はいつも聴く。もうずっと変わらないオープニングのビタースウィートサンバは安心感と一緒に興奮感も引き出してくれるすごいメロディーとリズムだと思う。タイトルは星野源のオールナイトニッポンでゲストに来られた松尾スズキさんが語った"行為中女性に言わせたい言葉”。大爆笑したけどたしかに言わせたいのでずっと頭から離れない。

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photo by bozzo